別子銅山から始まる住友金属鉱山

いきなりですが、住友金属鉱山とはどんな会社かしっていますか?

もちろん私は知っています、そうです元禄3年(1690)から始まる別子銅山を経営してきた会社です、弊社も住友金属鉱山様の大切な荷物を海上輸送させていただいております。

しかし、恥ずかしながら製造の現場のことを知りませんでした、以前から見学させてもらいたかったのですが、今回泉和会の船主様と一緒に見学することができました、コースとしては別子銅山記念館で別子銅山から始まる住友金属鉱山の歴史からの住友金属鉱山東予工場の製造過程見学と予定していただきました。

新居浜市の南東に位置する別子銅山は、1690年に発見され以来1973年に閉山するまで、江戸・明治・大正・昭和の283年にわたり、銅を産出し続けました。海抜約1200mの地点から採掘が開始され、最終的には海抜マイナス約1000mまで、営々と掘り続けられ、開坑から閉山まで一貫して住友が経営し日本はもとより世界でも例のない銅山であることを別子銅山記念館で丁寧に説明していただきました、各船主とも大変興味深く話に耳を傾け、意外なことに質問攻めでした・・・予定時間オーバーでした。※記念館説明より抜粋

昼食後、いよいよ東予工場に入ります、見慣れた門から入場しましたが、今日は行くところが違います、最初に会議室で東予工場の概要や歴史、環境対応、製造過程を映像で説明いただき、基礎知識を学び工場見学となりました、最初に鉱石の揚場の見学から始まり貯鉱舎・スチームドライヤー・自溶炉・転炉・鋳造機・電解槽と見学しました、転炉・鋳造機では銅が液状になった状態を見学でき感動しました、環境問題にも対応しており素晴らしい見学だったと思います。

記念館、工場とも写真撮影禁止ですので言葉で伝わるかわかりませんが、別子銅山記念館はどなたでも見学できて、なんと入場料無料ですので新居浜市にお越しの際は、寄ってみてください。

見学が終わって色々考えさせられることが多く特に鉱石から二週間~20日ほど製造期間がかかることに大変驚かされ多くの手間がかかった積荷に対する意識が一層高まりました、各船主様も同様の感想で泉和会会長として今回のツアー企画は成功だったともいます。

心も新たに別紙記念館に隣接する大山積神社にて安全航海祈願をいたしました。

最期になりましたが、今回の企画の趣旨にご賛同いただきご協力いただきました、住友金属鉱山株式会社東予工場様、住鉱物流株式会社様には心より感謝いたします、今後ともよろしくお願いいたします。