このページを開いた人たちは「船員」という言葉に馴染み無い人たちがほとんどだと思います。
このページでは船員について説明いたします。
主な仕事内容
船員には二つの分類が存在します
船を操縦する「航海士」とエンジンの整備を行う「機関士」です
基本的に行う仕事内容は異なりますが,
仕事を行うタイムスケジュールは同じになっております。
当直業務以外では非番(休憩時間)となっており8時間労働16時間休憩が基本的なスタイルになります。

この図では航海中の当直当番のものになります。
荷役中はその荷役により変わってきますが基本的に8時間以上の労働というものはありません。
機関部
航海中の業務は主にパイプラインの見回りとエンジンや発電機のオイル漏れや計器類のチェック、ポンプ類の漏れ確認や異音がしないかなどを確認することです。
港に着岸、荷役前にバラストの指示を仰ぎバラスト放水、入水を行いバランス調整。停泊時は停泊用の発電機に切り替えやエンジン周りの手入れポンプ類やエアコンなどの掃除を行います。

航海部
航海中の業務は、船の操舵および港に着くまでの計算、危険回避。
港に着岸後、機関部にバラスト調整の指示を出してバランスをとり、荷役の監視及び荷役の記録を作成。
停泊中の場合は、ハッチのグリース作業、荷役設備の整備、甲板の錆落としと塗装を行います。


実際に働いている船員のリアルな声を
Q&A方式で質問してみた‼‼‼‼‼‼

Q:船に乗る前に仕事に対して不安は、
なかったですか?
A;船、という情報のみしかなく実態がわからなかったので不安は ありました、特に海上での共同生活という点が一番の不安点でした

Q:乗る前と乗った後、一番驚いたところは?
A;乗る前のイメージよりも船内休息の時間や下船時の休暇が長いことです。共同生活も協力し合えば苦ではありませんでした
また、乗船中にも休みがありその時は色々な町を散策したり観光したりすることができます

Q:仕事は楽ですか?
A;積んだ荷物や行先により変わりますね、基本的な仕事は運搬ですが荷物によっては清掃や片付けがあったり狭い水道や航程が長い航海や荒れた海の時は楽とは言えないですね
ですが基本的な仕事は楽だと思います

Q:休暇中の過ごし方は?
A;20日程度のまとまった休暇なので長期旅行に行ったりします
船での生活ではあまりお金を使わないこともあり、20日の休暇を目いっぱい楽しむこともできるのが良いところです

Q:資格等を取る方法はどのように知ったのか
A;私が方針を定めたのは高校生の時でした、選択肢としては海技学院、短期大学校、海技大学、水産大学があるとインターネットでの検索にて知りました
実際に入学したのは短期大学校でしたが大学を卒業後に入学した人、社会人を経験して入学した人など年齢層は様々でした
船員になるには?

水産系の学校を卒業して国家資格を取得するのが一般的でしたが、近年は水産系の学校を経由せず、一般の学校を卒業した後、社会人経験者でも船員になることができます。
民間係船員養成施設が実施している新6級海技士養成では、これまで全く経験がない社会人が船員として活躍できるカリキュラムを提供しています。
当社がある阿南市では、尾道海技大学校徳島阿南校において新6級海技士(航海・機関)養成を行っています。
詳しくは、尾道海技大学校HPへ!

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